WEBデザイナーは人手不足で、売り手市場の今、求人サイトなどをチェックすると派遣の時給は少し前より高くなっている印象を持ちます。未経験でもOKの求人も増え、昔よりも働きながら学べる環境が整っています。特に未経験の方は、派遣を入り口にスキルアップし、正社員として転職するのも一つの手です。
時給の高騰により、正直言って正社員でWEBデザインアシスタントで入社するよりも派遣の方が稼げます。副業OKな企業や自由な働き方が浸透している世の中ですので、正社員にこだわって薄給のアシスタントになるのは得策でない気がします。
WEBデザイナーを含む技術職の方にとって派遣での働き方は非常に魅力的になってます。週4日で時給2200円などの求人もあります。スキルにもよりますが、ある程度経験がある方は、週3〜週4自由に働くのもありかもしれませんね。
この記事では時給別の必要スキルを紹介します。「これだけの時給をもらうためにはどれだけのスキルが必要か」を解説していきます。
WEBデザイナー派遣時給別の必要スキルまとめ
時給は高いに越したことありませんが、スキルや経験でだいぶ変わってきます。派遣会社のWEBデザイナーの時給は1,200円〜2,500円程度が相場です。
時給1,200円〜1,350円(未経験・学校上がり)
必要スキル
- Illustrator(なくても可)
- Photoshop(基本操作)
ちょっとAdobeデザインソフトを触ったことがある、職業訓練や専門学校を出たばかりで実務経験がないと言う場合の時給相場はだいたい1,200円〜1,350円です。アルバイトの時給に比べると結構高いですね。
未経験の場合でもデザインソフトが利用できればバナーのリサイズ、素材制作、記事やページ編集などの業務でもある程度需要があります。僕も職業訓練校を出て、就職活動をしましたが未経験でも時給1,300円の求人がいくつかありました。当時は未経験で1,400円〜と言う求人は見当たりませんでしたが、売り手市場の今ならあるかもしれません。未経験OK派遣会社に登録して、相談してみましょう。
下手に正社員にこだわって就職活動すると、激務の制作会社や給料が安い会社に入る羽目になるので、派遣で何年か経験を積んでみてもいいでしょう。どうしても正社員がいいと言う方は転職エージェントに相談して会社の状況や条件をしっかりみた上で決めるようにしましょう。
時給1,350円〜1,600円(1・2年の実務経験)
- デザインソフト(実務経験1・2年)
- コーディングスキル(HTML・CSS)の基本
実務経験を1・2年積めば時給も必然的にUPします。時給相場は1,350円〜1,600円程度が妥当でしょう。作品の実績が豊富だったり、ポートフォリオが充実していれば1,700円も見えてくるので、面接前にしっかりした作品を見せれるようにしましょう。
実務経験が1・2年あれば正社員と言う選択肢も増えます。派遣の実務経験が2年しかなくても十分正社員で転職できるでしょう。ただ、勤務条件や福利厚生面はしっかり確認しておきましょうね!転職エージェントに登録して、あなたにあった条件の求人を探してもらうのも一つの手です。
時給1,600円〜1,900円(2・3年の実務経験)
- デザインソフト(実務経験2・3年)
- コーディングスキル(HTML・CSS・jQuery)
実務経験が2・3年を越えると、時給も1,900円代も夢ではありません。ちなみに僕も制作会社約3年を経験した後に上記のスキルで1,890円の時給提示がありました。会社での制作実績が豊富だったのと、ポートフォリオが充実していた点、面接の印象がよかったのがよかったんでしょうか。
派遣会社の営業マンも2・3年の経験があれば転職が決まらないことはないと言ってましたし、今までの経験次第では好条件での転職が可能だと思います。正社員の求人を見ても、経験2〜3年以上と条件を設定している企業が多いので、十分可能性があります。ただ、大手企業や有名ベンチャーを狙う場合は2〜3年では厳しそうです。
時給1,900円〜2,200円(3年以上の実務経験)
- デザインソフト(実務経験3年以上)
- コーディングスキル(HTML・CSS・jQuery・javascript)
- その他のスキル(WordPress・その他CMS・SEOなど)
デザインソフトの実務経験が3年以上で1人でサイトを立ち上げるくらいのコーディングスキルがあれば時給2,000円も夢ではありません。HTML・CSSに加えjavascriptの経験があれば更にいいです。実務経験3年を越えると時給相場は大体1,900円〜2,200円に上がります。時給が2,000円を越えれば月給にすると32万前後になるので、下手すれば正社員よりいい給料もらえます。
実務経験を3年越えれば大手を除いてどの会社も欲しがる人材です。もちろん、コミニケーションスキルや人柄、会社との相性もありますが、書類選考が通る確率は高いでしょう。また、WEBデザイン以外のスキルや経験も重要になります。最近流行りのWordPressやSEOの知識があればなおさらいいです。
時給2,200円〜(5年以上の実務経験)
- デザインソフト(実務経験5年以上)
- コーディングスキル(HTML・CSS・jQuery・javascript)
- UI・UXの改善、企画立案能力
- マネージメントスキル
- その他のスキル(WordPress・その他CMS・SEOなど)
実務経験5年以上あれば大手企業も狙えます。ただ、大手企業の場合はいくら売り手市場だからと言っても超人気なので、企画立案能力やマネージメントスキルなどが求められます。派遣の場合は引く手数多でしょう。時給が2,200円を越えればフリーランス感覚で週3、4日でも生活していけますね。
最近の傾向としては週に3、4日は企業で働いて、その他の時間はフリーランスとして自分の仕事をするスタイルをしている方が多い気がしますね。僕としても安定収入+副業はかなり理想の働き方です。
時給を上げるために+αのスキル・技術でアピール
実務経験は時給に大きく影響するのは確かなのですが、+αのスキルをアピールすることで時給交渉は可能ですし、相場より高い金額で契約してもらえる可能性も十分にあります。そのために、作品のクオリティをあげたり、独学でWEBデザインに関わる知識を習得することを心がけましょう。
WEBデザイナーの派遣求人を見ると
- デザインソフト
- コーディングスキル(HTML・CSS・jQuery・javascript)
- Wordpres(その他CMS)
- SEOなどマーケティングのスキル
- 企画・立案能力
- Gitなどのバージョン管理使用経験
など、赤文字にした項目が求人条件に盛り込まれていることが多く、時給も高め(2,000円以上)に設定してある印象を受けます。大手を狙っている方はバージョン管理の使用経験はほぼマストで必要となるでしょう。
制作会社の求人の場合、コーポレートサイトはほぼWordpressを使用しているので、使い方程度でも抑えておくとアピールになるでしょう。ご自身でブログを立ち上げてアピールするのもアリでしょう。僕も当時20万PVくらいの個人ブログをポートフォリオに使ったら、面接官の反応もよかったですよ(笑)。
まとめ
僕も派遣で働こうかなってくらい好条件の求人が増えている気がします。週に3日〜4日は派遣で働いて、残りの時間は自由に働くスタイルにしたいですね!(笑)