お子さん(赤ちゃん)と一緒の海外旅行は恋人同士・夫婦同士で旅行するのとは訳が違います。国内ならまだしも、言葉や文化が違う海外は子供にとって危険だらけの場所です。海外旅行中にお子さんの身に何かあったら、保護者である親の責任になりますから、2人で旅行する時以上に神経を尖らせて子供の面倒を見る必要があるでしょうね。
今回の記事では、お子さんと一緒に海外旅行する際の条件やおすすめの渡航先をご紹介したいと思います。家族旅行を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
子供や赤ちゃんがいる場合の注意事項
お子さんと一緒に海外旅行に行く場合の注意点をまとめてみました。
移動時間はなるべく短めに
お子さんと一緒に旅行する場合はなるべく移動時間が短めの場所を選ぶようにしましょう。移動時間を考えると旅行できる国が限られてしまいますが、特に初めて海外に行くと言うお子さんは慣れていない状況での長時間フライトは結構しんどいと思います。できる限り移動時間を短めにして、乗り継ぎなどが発生しない、直行便で行ける場所をチョイスしてあげるといいでしょうね。
飛行機代は割高になる可能性はありますが、お子さんの体力を考えると移動時間はできる限り削減してあげたほうがいいです。
移動の最中はゲームやおもちゃを
5〜6時間もずっと黙って座っていられる子供を見た事ありますか?僕はありません。
移動時間を快適に過ごすためにはお子さんを飽きさせない事だと思います。ゲームやおもちゃを機内に持ち込んで遊ばせる、おやつを用意して食べさせるなど工夫をしないと、騒いだり、泣き出したりしてあなただけではなく、あなたの席付近の別のお客さんにも迷惑がかかってしまいます。
子供にパスポートは持たせない
海外に行く場合は子供であってもパスポートが必要です。パスポートに限らずお金や鍵などの貴重品は絶対に子供には持たせないようにしましょう。特にパスポートを紛失してしまった場合、予定の日程では帰国できなくなったり、手続きが面倒だったりします。子供を海外に残して帰国するわけにも行きませんので、余計なお金が発生し、仕事を休まなければいけないという最悪のシナリオになってしまいます。
迷子になったら大変
日本で迷子になっても、迷子センターに駆け込んだり近くの人に助けを求めたりできますが、海外の場合はそれができません。英語が話せる場合は別ですが、日本語で一生懸命助けを求めても海外の人には伝わらない事が多いのです。大人でも海外のコミュニケーションに苦戦するのですから、子供はもっと大変です。
海外での子供の行動には常に目を光らせておいて、目の届く範囲の場所で遊ばせるようにしましょう。
感染病に注意
子供は手すりや机などをベタベタ触るのが好きな生き物です。特に海外の動物(野良犬や猫)には触れないように注意しましょう。万が一触れてしまった場合は石鹸でよく手を洗うようにしましょう。野放しにされている動物はばい菌だらけですし、噛まれたりしたら大変です。
また、子供は大人と比較して免疫力がないです。バイキンのついた手で食事してお腹を壊したり、高熱が出たりする事もあるので、帰ってきたらうがい手洗いを徹底しましょう。特に食事前は入念に!
道路では手をつなごう
海外は運転が荒い方が多いです。信号はあってないようなものですし、急な方向転換などを平気でしてきます。また、東南アジアは原付バイクが多く、路肩や車と車の間のすり抜けをする外人さんが多いです。
お子さんと道路を歩く際は必ず手をつなぎ、歩道を歩くようにしましょう。道を横切る時は手を挙げるなどして、存在をアピールして渡るようにするといいでしょう。
子供や赤ちゃんがいる場合の条件
お子さんと一緒に海外旅行する場合の旅行先の条件を紹介します。条件に当てはまらない場所でも、保護者であるあなたがしっかり監督し、子供の体調やメンタルのケアをしっかりすれば、旅行はできると思います。ただ、海外旅行が初めてだったり、体が弱いお子さんをお持ちの方、まだ生まれて間もない赤ちゃんと一緒という事であれば条件を意識した旅行先を選ぶのが賢明です。
飛行機の時間が短い国
注意事項でも紹介しましたが、お子さんがいる場合は飛行時間が短い国を選ぶようにしましょう。初めての海外というお子さんは特に移動時間を考えて旅行先を選ぶべきです。長時間移動は大人でもかなり体力を使いますし、気圧の変化などで体調を崩す方が多いです。大人と比較して体力がない子供にとって長時間移動はかなりの負担です。
治安がいい国
「自分の身は自分で守る」という事は海外旅行の鉄則ですが、お子さんがいる場合はお子さんの管理もあるので、大人だけで旅行するのとは訳が違います。治安の悪い国で真っ先に狙われるのは逃げ足が遅くか弱い子供であることが多いのです。日本人はただでさえ狙われやすい人種ですから、お子さんも一緒に旅行する場合はなるべく治安のいい国を選びましょう。
子供も一緒に楽しめる国
遺跡や寺院ばかりでは子供は飽きてしまいます。テーマパークやショッピングモール、水族館や動物園、プールや海など子供が楽しめるスポットの有無もチェックしておくべきです。せっかく一緒に旅行しても子供の夏休みの絵日記のネタになるような場所に連れて行かないと一緒に楽しめませんよ。
おすすめの海外旅行先
子供連れにおすすめの旅行先は
- 移動時間が短い
- 治安がいい
- 子供が楽しめる
この3つの条件がマッチする場所です。この3つの条件にマッチする旅行先をいくつか紹介します。
グアム
グアムは家族旅行の定番です。日本から3時間半程度の場所にあって、治安も良好です。日本語が通じる場所が多いのでお子さんが万が一迷子になっても安心です。宿泊するホテルによっては、プールなど子供が楽しめるアトラクションが充実しているので、お子さんも飽きる事なく旅行を楽しめます。
台湾
千と千尋の神隠しを好きなお子さんにぴったり!九份は大人も子供も楽しめる観光地だと思います。台湾市街地からは少し離れていますが、行って損はないと思いますよ。親日な国なので治安もいいですし、食べ物も美味しいのでおすすめです。
まとめ
子供が生まれたから海外に行けない…と思っている方もいるかと思いますが、紹介した通り子供がいても安心して楽しめる場所はたくさんあります。あとは予算の問題もあると思いますので安い時期や大型連休を外して旅行するといいでしょう。